学校長挨拶

 長崎市立長崎商業高等学校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。

  本校は、明治18年(1885年)に公立長崎商業学校として開校され、今年で創立138周年を迎える九州最古の「公立商業学校」です。『人格の完成をめざし、教養豊かで有為な産業人の育成』を教育目標とし、校訓である「誠実 明朗 進取」のもと、先輩方が素晴らしい校風を築きあげてきました。これまでに二万八千余名の卒業生を輩出し、輝かしい歴史と伝統を持つ学校です。

 さて、新型コロナウィルスの感染法上の分類を5月8日から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることになり、学校もコロナ前に戻りつつあると感じています。しかしながら、コロナがもたらしたこの3年間の影響は大きく、マスクで顔を隠したまま人と接することが日常となり、人と直接会って話をする機会も減り、本来ならば当たり前に経験できるはずの機会が失われてきたと思います。失われた機会を取り戻すためにも、できない理由を言って行動することをあきらめるのではなく、何事にも前向きに情熱をもってチャレンジしてほしいとの願いから、本年度の学校スローガンを「Positive Challenge!」と掲げました。前向きにチャレンジすることで、新しい自分を見つけてほしいと思います。

 従来の情報国際ビジネス科に加え、今年度新たに総合ビジネス科スポーツビジネスコース、情報科が新設されました。それぞれの専門性を高めるとともに、各分野で活躍する地元を支えるリーダーの育成や自信を持って積極的にコミュニケーションを図る英語力の推進、多様な進学先に対応できるよう科目設定している進学コースなど、すべての学科、分野・コースで多くの資格取得に取り組んでいきます。
 また、部活動も盛んで、野球部の一昨年の甲子園出場やソフトボール部のインターハイ優勝をはじめ、陸上部、ソフトテニス部等の体育系、吹奏楽部や放送部、商業クラブ等の文化系の部が九州大会や全国大会へ出場し、活躍しています。昨年以上の成果が出せるよう、日々生徒たちは努力していますので、ご声援をお願いします。

 このホームページをご覧いただき、本校に対するご理解を一層深めていただければ幸いです。
 保護者や地域、卒業生の皆様におかれましては、本校に対して変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。

第40代校長 前田和信